二・二六事件の謎 昭和クーデターの内側 (光人社NF文庫) [ 大谷敬二郎 ]

昭和クーデターの内側 光人社NF文庫 大谷敬二郎 潮書房光人新社ニニロク ジケン ノ ナゾ オオタニ,ケイジロウ 発行年月:2012年03月 ページ数:475p サイズ:文庫 ISBN:9784769827269 大谷敬二郎(オオタニケイジロウ) 1897年、滋賀県に生まれる。

1919年、陸軍士官学校卒。

1930年、憲兵科に転科。

1938年、東京憲兵隊特高課長、1944年、東京憲兵隊長、1945年、東部憲兵隊司令官を歴任する。

1976年12月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 けっ起の謎(昭和クーデターの解けぬ謎/臆測を生むその背後関係/青年将校「一挙」思想の展望とけっ起の真意/無謀、無計画のけっ起か/身にしみついていた「改造法案」)/第2章 派閥抗争か粛軍か(軍の派閥/軍中央部における指導権争い/派閥抗争から粛軍へ)/第3章 けっ起行動における疑問(不法出動と統帥権の蹂躪/過大兵力の使用と殺戮の残虐性/けっ起における同志関係/青年将校運動)/第4章 事件鎮定における疑惑(怪奇、混迷の軍首脳部/皇道派巨頭の動き/説得案という大臣告示/警備隊への編入は謀略か/下達されなかった奉勅命令/叛乱か反乱か)/第5章 暗黒裁判(軍法会議の黒い影/北、西田は首魁だったのか/北、西田は首魁だったか/真崎大賞の無罪に疑いあり) 統帥権を干犯した賊を排し、陸軍を維新せしめるという志をいだきながら、なぜ青年将校たちは自ら統帥権を踏みにじる行動を起こしたのか。

皇道派の中心人物、真崎甚三郎大将や首謀将校らと実際に面会、捜査にあたった一憲兵が、その背後に連なる思想、人物にまで言及し、かずかずの疑問をはらんだ事件を読み解く。

本 人文・思想・社会 歴史 日本史 文庫 人文・思想・社会

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